毎日まいにち雨雨雨、今日も雨か…そんな時に読みたい☂おすすめ絵本5冊
外に出るの面倒だな、洗濯物乾かないな、ジメジメするな、、、
雨、なんとなく悪いイメージばかりが浮かんできてしまいます。
そんな時に読むと少し気分が変わるかもしれない絵本を紹介します。
①『雨、あめ』
②『あめのひに』
③『かさ』
④『あめ』
⑤『おじさんのかさ』
①『雨、あめ』 ピーター・スピアー 評論社
サイレントムービーを観ているような絵本です。
特別なことは何もない雨の1日だけど“雨の日あるある”がいっぱい。
大人はこんなことやったやった…ともう忘れていた景色が懐かしかったり、
そうそう雨の日ってこんな感じだったな、と子供の頃を思い出すのではないかなと思います。
夜、外の雨がどうなっているのかが気になる感じも懐かしい、暗い中の雨はコワいような、
でもちょっとワクワクもしちゃうような…
部屋の中のゴチャゴチャ感にちょっと親近感☺
②『あめのひに』 作/チェ・ソンオク 絵/キム・ヒョウン ブロンズ新社
表紙からは想像できないストーリー展開です。
しとしと しとしと
まいにち あめ。
こんな調子で静かに始まるのですが、あまりにも雨が降り続きすぎて読んでいるこちらが
だんだん心配になってきます。でも中のみんなは誰も特に慌てることなくたんたんと物語は進んでいき…
優しく、ちょこちょこユーモアも効いていて、穏やかなのにすごい爽快感を味わえます。
「そらに あなが あいたみたい。」
「あめは やみたくないのかな。」
なんとなくハッとさせられる表現も…
③『かさ』 太田大八 文研出版
朱色の傘が印象的です。
傘以外は白黒グレーの世界でどのページにも細かく線で雨が描かれているのですが、
それがまるで静かな雨の音が聞こえるかのような錯覚をもたらします。
雨の日は、雨の音で、普段聞こえている音がきこえにくかったりして、雨の幕の向こう側から
ちょうどよい感じの音が聞こえてくるような、そんな感じの絵本です。
それにしても駅までけっこう距離があるなぁ…子供の歩きだからかな…
なんてつい考えてしまったり…
④『あめ』 作/イブ・スパング・オルセン 訳/ひだに れいこ 亜紀書房
“雨に降られる側”ではなく“雨として降る側”からの視点で書かれた絵本です。
雨粒のバラバラとボトボトが、雨が降る仕組みや、どうやって雷・ひょう・雪・霧…などの天候になるのかを教えてくれます。
雨粒としての生活(⁇)は宝石ごっこをしたり太鼓をたたいたり楽しいこともあるけれど、やらなければいけないことがたくさんあっていつでも大忙し、、なんだそうです。
雨が降るザアザアという音、実は雨粒たちのおしゃべりの音なんだそうですよ。
そんなふうに言われると、雨の見方が変わるかも…
⑤『おじさんのかさ』 佐野 洋子 講談社
傘だから傘として使わなければいけないわけではないけれど…このおじさん、ちょっと面倒くさい人だなと思っていたら…
何かが変わるときは意外と簡単に180°変わったりするんだな…と雨とか傘とか関係のない感想がでてきてしまいました。一時思考が雨から離れられるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
あぁ雨か↷↷…なんて思いがちな雨の日に意外と気分を変えてくれるかもしれません。